結婚式にお墓参りにいくの?
仏壇参りは知あっているけど、結婚式のお墓参りは知らないわ。
そんな声が聞こえてきそうです。
最近の結婚式事情の一つに
和装の場合、新郎様、お二人の御父上の紋付、
お二人の御母上様の留袖の
「家紋」がわからない.へ
若いお二人は無論の事、ご両親様もわからない事が多いのです。
「わからないし、なんでもいいわ」
と言われる親御さんもいる。
紋服もない場合、お墓で確認して頂いている。
家の紋章という形で伝わっている「家紋」だが、
もともとは平安時代に、高貴な方の「お印」として
持ち物やお道具等につけたのが始まりだ。
現在も皇族の方々がお誕生の時に「お印」を決められているのが
家紋の最初のスタートだ。
その後、時代がかわり、戦国時代には戦場での印として使われ、
戦意を鼓舞するためのものとしても使われる様になった。
江戸時代、武士が支配するようになると、支配階級の権威を象徴するものとして
家紋が礼服に使用される様になった。
その後、町人文化が花開く元禄時代に、
「粋なもの」の一つとして、役者、遊女を中心に流行。
明治時代には、ひろく庶民の間で、「冠婚葬祭」の儀式に必ず必要なものとして
拡がっていく。
その家に伝わる「家紋」をしれば、どの階級にいたか分かると言われている。
秀吉が使用した事から、多くの町民が「蔦の紋」を。
多くの農民は「モッコウ」を。
因みに前田家は剣]梅鉢の御紋だ。
一度、家紋をみてみませんか?
自分のルーツを知る手立てにもなる。
また、自分で紋を創る事の可能だ。
15年前の婚礼で
ご自分で創られた家紋を持参された親御さんもいた。
家紋は自由だ。
また、日本の家紋は四季や、自然に恵まれているせいか
「花鳥風月」が使用されている事が多く、
デザイン性も豊か。世界からも注目されている。
自らが何者であるかを見つめる一つとしても
もう一度「家紋」を見直てほしい。