私の実家には神棚だけが置かれている神様だけのお部屋が在る位、
信心深い環境だ。
その子供達である姉と私はキリスト系清泉幼稚園へ通園。
クリスマスの前夜祭には毎年キリスト誕生の劇を園児達が演じ、
讃美歌をいつも唄っていたように記憶する。
姉妹ともに続いていた幼稚園時代の習慣に
食事の前後のお祈りある。
「神様、美味しいごはん有難うございます。」
「神様、美味しいごはん有難うございました。」
このお祈りはその後なんと24歳でお嫁に行くまで続けられていた。
金澤ドジョウの由来をお客様に説明していた時に
ふとこの祈りを思い出した。
母はキリスト教の信者ではない。
ただ、教育熱心な普通の母親だった。
その母親が私達姉妹の「お食事の祈り」を聴いて、
良い事だ、素晴らしい事だと褒めてくれた。
これが私達のやる気スイッチonとなり、
その後おおよそ20年にわたって続いた事になる。
考えてみるとおかしな話しだと思った。
ここでいう神様はキリストさまなのに
母はどう解釈したのかと考えてしまう。
尾山神社の宮司に相談したら、いとも簡単に
「日本の神様は多神教だから」と答えられた。
ウーンなるほど!
日本の神様は懐が大きい。
どの神様も受け入れるんだ。だから他の宗教と和合すのだと
大納得。