(先日の続き)
とてもシャイな彼とキャリアウーマンの彼女との打ち合わせは
彼女のペースで続いた。
披露宴の出席者へのお土産物の話しに差し掛かった頃、
ちょっとした事で二人のムードが険悪になっていく。
彼はどんどん無口になってしまい、彼女はだんだん感情が昂ぶる。
「ちょっと休憩して珈琲でもいかがでしょうか?」
お庭が見える場所に移って頂いて、暫く休んで頂くと
なんだか華やいだ声が聞こえてくる。
気分転換になった様だ。
後日、彼女から
彼とはグループ交際で知り合った事。
最初は特別の感情は抱いていなかった。
特にあちらからアプローチがあったわけではないが、
グループの中でのいろんな場面で
いつも彼女を黙ってエスコートしてくれたのが彼だった事、
二人で付き合ったものの、なんだか上手くいかず一度別れた事。
その後、いろいろあったけれど、彼の不器用な愛の中に、
自分の居場所を見つけた事
などを語られた。
いろんな愛があり、いろんなカップルがいる。
あのお二人はいろいろ二人で話しあってはいないけれど
互いに通じあうものがあるのだ。
それは他人にはわからない事。
末長くお幸せに♡