「卒婚」なんて誰がネーミングしたんでしょう。
離婚でもなく、別居でもなく、「卒婚」
このネーミング、「結婚を卒業?」
内容をよく調べてみると、熟年夫婦のスタイルのひとつです。
沢山のご夫婦をみてきた私にとって
あまり新しい事ではありません。
決して憎み合っているわけではなく、
お互いを大事に思っているからこそ
出来上がった結婚の一つのスタイルです。
結婚を解消するわけでは無く、
子育てを終了し、老後を考えた時
お互いによく話しあって、
お互いに少し距離を置く事で、
残された人生を、自立した大人の男女として
互いを認め合いながら
それぞれが自由に歩んでいく事を選んだご夫婦です。
土台にあるのは長年連れ添ったご夫婦の愛です。
だから、卒婚というネーミングには違和感を感じます。
なかには経済的な理由だけで
離婚、別居ではなく「卒婚」を選択している人も
いるかもしれませんが。
なんでもネーミングすれば良いと言う事ではないです。
ネーミングしてしまうと
大事なものが失われてしまう事もあります。
あなたはどう考えますか?
さらに時代は進み、
これからの夫婦のスタイルはもっと変化していくでしょう。
この言葉が紹介されたのは
杉山由美子著 (「卒婚」のすすめ)