戦争を経験した人達から
お話しを聴くチャンスが
少なくなってまいりました。
亡き叔父も
戦地に赴き、終戦を南方で迎えました。
食糧もなくジャングルの中を
さまよっていた時の話しを
殆どする事はありませんでした。
「思い出したくない」
封印された記憶だった様です。
ひと言だけ
「蛇が一番のごちそうだった」と
絶句した時の叔父の辛い顔が
眼に焼き付いて離れません。
それ以上、叔父に聞く事は
出来ませんでした。
終戦当時小学生だった知人は
「とにかく、ひもじくて、ひもじくて」
そういう時代を知らない者にとって
今の時代の幸せがわからないのかもしれない。
もうじき迎える
広島、長崎の原爆の日、
そして終戦の日
「平和ぼけ」と言われても
平和な世界であってほしいと願います。