昨日、亡き父の事を思い出す機会がありました。
私達、娘にとって父は遠い存在でした。
殆ど家にいなくて、
家にいても口数の少ない人でした。
仲の良い夫婦とは
言えない夫婦が
永い年月をへて
添い遂げた時、
母は残していく父の事を
案じながら逝ってしまいました。
父はその後を追う様にして5年後
天寿を全うしました。
晩年、痴ほう症がでてきた父が
しきりと呼んでいたのが
母の名前でした。
その二人の姿を見て
「夫婦の愛」を知りました。
そんな二人の姿をみて
どうしてもっと早くに
気づかなかったのか。
娘としてなにか出来る事
があったのでは?
そう考え出してから
20年の月日がたった今
気がつけば、
沢山の人生に
寄り添うお仕事をしていました。
いまでも敬愛する父と母です。
「おとうさん、有難う」